『天国と地獄~サイコな2人~』7話時点考察
『天国と地獄~サイコな2人~』
ここまでで前提情報の掲示が終わったので
7話時点で色濃いかな、と思っている
考察をやっていきたいと思います(`・ω・´)
※体が入れ替わった後の人物は「体(魂)」の記載方法を用いています
【一連の事件を紐解く(7話時点)】
・一連の事件の犯人
日高 陽斗(本人)が一連の事件の犯人であると考えています。
日高が実行犯であることは、田所殺害事件の犯行に用いられた凶器が奄美の石であったこと、8話予告で子供の歯が現場に落ちていた点が根拠となります。
日高が指示役(ミスターX)であれば、これらは「実行犯に手渡して置かせている」のでしょうか。
今までに描写された日高の性格上、
日高は「より良い社会を目指して悪人を裁いている」タイプの人間として考えます。
・望月の体に入っている魂は誰か?
では、犯人である日高は今は望月の体に入っているのでしょうか?
それはNOと考えています。
では、誰が?
それは、東 朔也です。
この根拠については、7話で掲示された、「日高は東と奄美へ行った」「奄美で日高体は東と名乗った」情報より、「日高は奄美で東と魂が入れ替わった」と考えられます。
(日高と東は自分たちの境遇についてお互いに話していると思われます)
恐らく、これは一ノ瀬~田所の3年間の間に発生した出来事でしょう。
東の体がすい臓がんに侵されており、望月(東)が「時間がない」と言っていた事実から考えると、入れ替わりはそこまで昔ではないのかもしれません。
・東 朔也とは誰か?
では、その東 朔也とは誰なのか。
それは陸の師匠、湯浅 和男です。
今までに掲示された情報で、
「身の上話で出てきた情報」「右手のほくろ」の2点が一致しており、
望月(東)が掲示した「薬の名前」「すい臓がん(≒余命3ヶ月のハナモゲラ)」も同じでした。
その上で「歩道橋の落書きを指示した男は右手にほくろがあった」という情報もあったので、陸の師匠=東 朔也は歩道橋に落書きをさせた人物である、と想定されます。
★日高実行犯、東情報収集役説
そこで今回メインの仮説は、
日高が実行犯で、情報収集班として十和田・東を雇った仮説です。
・一ノ瀬殺害事件について
一ノ瀬殺害事件は、望月(東)が所有している殺害リストにありませんでした。
その理由は、東が日高と共犯になる前の事件だったからではないでしょうか。
一ノ瀬殺害は、日高と十和田の共犯で行われた。
日高は十和田の漫画を読んで彼の世間への不満を聞き、事件を提案したのかもしれません。
日高は実行犯および指示役として行動し、十和田の役割は「殺したい悪人」の情報収集などの補助役を行う事だったのではないでしょうか。
その役割を、日高は十和田の漫画になぞらえて「クウシュウゴウ」と名前を与えた。
その十和田は一ノ瀬殺害より前に自殺し、日高はそのまま一ノ瀬殺害を実行した。
そして、十和田の家から東が『暗闇の清掃人Φ』を取得。
※本仮説における8話予告の「もう疲れた」のメモは自殺した十和田のもの?
・日高と東の接触
一ノ瀬殺害から3年の間に日高と東が接触し、『暗闇の清掃人Φ』回収の件を日高が知る。(漫画回収から日高が東に接触した可能性も有り)
東は十和田の次の共犯者として情報収集役(クウシュウゴウ)の役割を与えられたのではないでしょうか。
そして東は殺害リストを作成し、2人で情報を共有。日高は犯行実行の証拠として「歩道橋に番号を記載する」約束をしたのではないでしょうか。
※日高は東に「清掃役」は依頼していないものと考えています
・奄美大島への旅
今回の仮説の場合、東と日高自分たちの境遇を話し合って意気投合し、奄美大島に一緒に出掛けます。
これは身の上話の中に奄美大島という共通点があったからでしょうか?
>更なる理由付けを現時点の情報で考える場合、日高が東に同情して入れ替わりを目論んだ可能性がある(→陸に「俺は逃げてもいいと思う」と言った際、東の境遇について述べていたため)。また、この仮説の場合には双子である事を日高・東間で共有していてもおかしくない。
→奄美大島で入れ替わった東(日高)は、日高(東)の前から姿を消す。
・連続殺人事件と東(日高)
入れ替わりの起きた新月の晩に約束の歩道橋に数字を書く事で「正義の実行」を東に見せようとしている。
>殺害番号は「犯行実施報告」の掲示であり、あくまで東に殺害の清掃役の依頼は行ってはいない。
田所殺害の際には、東の持っていた奄美の石を殺害に用いて現場に置き去りにした。これは東の大切なものであると知らなかったためと思われる。
久米息子殺害の際に落ちていた子供の歯は東と交換した日高の歯。いつもポケットに入れていたものをうっかり落としてしまった?
日高は東に同情していてこの姿のまま死ぬ事を覚悟しており、再度入れ替わりを発生させたくないので、「日高の体」を見て久米親の家から逃げ出し、久米息子を殺害した。
→清掃役の依頼を行っていない、の根拠はこれ。清掃依頼を行っているのであれば、日高(望月)から逃げて別の家で殺人する理由がないため。
その後、発作で倒れた時にSDカードを落とす。
>掲示された情報から推測する場合、これは田所宅の防犯カメラのSDカード。
・連続殺人事件と日高(東)→望月(東)
入れ替わり発生後、日高の家で一ノ瀬事件の現場写真と東の手紙、奄美の半券を発見した日高(東)、一ノ瀬事件の実行犯として日高による殺害が既に実施されている事を知る。
(東)は(日高)との繋がりである手紙や奄美の半券は捨てられなかった。
日高社長としての生活は、(東)の卓越した記憶力と洞察力でうまくやる事ができた。
日高(東)は毎日、東(日高)会いたさに毎日約束の歩道橋に通う。
1月13日、田所殺害事件の日に歩道橋に番号がある事を確認する。
(東)の高い洞察力により、一ノ瀬事件の写真から(日高)による犯行現場に証拠が残っている可能性が高いと判断したため、サンプルQを用いて現場の清掃を行う。
※(日高)は幼少期に歯をなくしたり、大切なものの場所を母に聞いている描写があるため、多少抜けている性格であると想定される。
→事件後、捜査上に上がった日高(東)は刑事である望月と人格が入れ替わる。
その後、(東)は望月として振る舞う。
2月12日、歩道橋の数字を確認した望月(東)は、四方家に侵入し、東(日高)が殺して死んでいる四方の体を滅多打ちにする事で日高(望月)を自分側に引き入れようと目論む。
3月13日、東(日高)に会うために予め久米宅に侵入、久米を殺しやすいように睡眠薬を盛って待機する。
日高(望月)を見て逃走した東(日高)は久米親宅には現れず。
同日に息子を殺害したため、清掃作業はできなかった。
以上7話までの時系列となります。
★日高ミスターX説
上記「実行犯説」の「実行犯」を「指示役」に変更した仮説です。
この仮説の場合、情報未開示の「実行犯」が存在します。
この仮説では、各犯行でΦの形が異なる理由付けができる可能性があります。
また、8話予告でケロッグらしき人物が道で拾っていた「もう疲れた」のメモは実行犯に関連していると考えられます。
実行犯が発生すると犯行関係者が増えるというリスクがある点、実行犯情報が完全に未開示であるという点、及び「奄美の石や子供の歯をわざと実行犯に置かせた」事になる可能性があり、意図が不明瞭である、という3点が「実行犯説」より下に置いた理由となります。
★余談:「シヤカナローの花」は何か?
魂の入れ替えに必要なシヤカナローの花は「奄美の石」だと思われます。
奄美でも人格入れ替えが発生しているという考察なので、
その場にもありそうなものは「奄美の石」くらいなんですよね。
あとがき
本筋の仮説は以上となります。
色々な仮説を立てた中で最も矛盾が小さい仮説がこれでした。
今回主筋に立てた考察の中では悪人らしい悪人が出てこなかったのはどうなのかなあ、と思っています。(下の考察だと悪人はいますが)
他の考察には、
・日高ガチサイコパス(協力者を殺していっている)説
(→東は殺そうとしたら入れ替わった)
※掲示された日高の性格と一致せず、殺そうとした東にわざわざ番号を掲示する理由もないので「日高ミスターX」仮説しか成り立たない
・日高中身が十和田(日高自殺)説がありますが、
※十和田も日高に成りすました期間があるが周囲に気づかれていない。
上記の通り、本筋に挙げた考察より矛盾点が大きくなるので優先度を下げています。
(サイコパス仮説はワンチャンありそう)
なお、望月中身が女性っぽい、という点に関しては、未開示情報の追加と入れ替わりの増加が大幅に発生してくるため、ミスリード要素なのではないかと思っています。
(併せて、綾瀬さんが演技の際に「男性」を意識している文章があった事も気がかりです)
ミスリードじゃなかったら300階建てのキマシタワー建設してきます。
8話~1クール終了までに出せる情報量から考えると、
これから出る新しい情報量は絞られてきそうな予感もしています。
なお、考察とはちぎって捨てるものだと思っているので、8話で全く違う情報が出てきた場合ポイしますので、よろしくお願いいたします。